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自社サービスを自分のためだけに活用する妄想に浸る

最近認識したことがある。私の血中ヘモグロビン濃度は若干低い。

ここ数ヶ月で何度か、これが理由で献血の前検査で引っかかってしまっていた。
ただ私は病気も怪我も気持ちで治せると幼い頃から信じてきたような人間だ。
貧血気味であることも気持ちでどうにかなるだろう。献血で引っかかったのも何らかの理由でたまたまそうなってしまっただけだろうし、あくまで貧血気味なのであって決して貧血ではないのだから、気持ちで立て直せる。
そう信じきっていた。

そんなある日、お風呂から出た際に意識を失った。
のぼせただけだと思っていたが、ヘモグロビン濃度が低いことも医師に原因として挙げられた。
血中にヘモグロビンが少ない、つまりそれを構成する鉄が不足しているということだ。

意識消失はさすがに無視できないので、最近私は鉄の摂取に躍起になっている。
とは言ってもきちんとした料理からの摂取はハードルが高い。
鉄から連想される食べ物の一つにホウレンソウがある。これで鉄の一日摂取目安量を取ろうとすると500gものホウレンソウを食べることになる。
豚レバーなら80gほどで目安には達するが、この選択肢は諸事情により無くなる運命にある。決して食べられないわけではない。ちょっとお高めのいいレバーなら食べられる。決して、決して食べられないわけではない。

「いろいろな食材を食べて一日の鉄摂取目安を達成してね」と専門家の方たちは言いたいのだろうけど、食材を買うお金と調理する時間を残念ながら私は持ち合わせていない。

ぐるぐると考えた結果、サプリメントを活用するのがよいと結論付けた。
善は急げと向かった薬局には自社ブランドの物を含めて6種類もの鉄サプリメントがあった。

摂取方法も鉄の含有量も内容量もまちまちの6種類のサプリメントとのにらめっこが始まった。
摂取方法には特にこだわりはなかったが、鉄の含有量がなるべく多めで、内容量と価格のバランスが良いものを購入したかった。

メーカー毎に固められた売り場から鉄のサプリメントを選んで、袋の裏の成分表示を比べて、お財布との相談も挟んで…とやっていると、はじいたものと残っている候補とがよくわからなくなって一から考え直しになった。

ぱっと見て判断できるよう、一覧表示してほしい。
様々な項目で商品を評価してランキング形式で表示してもらえたら、そのランキングを参考に効率的に候補を絞ることができただろう。
直感的に操作でき、置き場所に困らない大きさでありながら文字や図をつぶさずに表示できる点から、これにはきっとタブレットが向いている。

そしてさらに希望を言っていいのであれば、補足情報を知りたい。例えば、摂取方法について。前述のとおり全くこだわりはないけれど、水で摂取するのと嚙んで摂取するのとで違いがあるなら是非とも知りたい。鉄の吸収を促進させる食べ物や栄養素があったらそれも知りたい。鉄と同じくらいその情報が欲しい。
こういった情報は耳から入れても良いかもしれない。

いやいや。視覚からも聴覚からも情報が欲しいだなんて、それはちょっとわがまますぎ…
待って。私が勤める会社でそういったサービス提供してる!!!
エクスクラメーションマークを3つも付けてしまった。この熱量のまま弊社のシナリオ作成サービスをご紹介したい。

このサービスでは、視覚情報はタブレットが、聴覚情報はロボホンというコミュニケーションロボットが担う。
タブレットとロボホンを連携させて、タブレット画面に合ったスピーチをロボホンが行う。

自社のサービスを鉄のために活用する私の妄想にお付き合いいただきたい。

まずトップの画面には「鉄含有量」「価格」「サプリメントマニア○○による俺的ランキング」「豆知識」の4つを配置する。

「鉄含有量」をタップすると、そのサプリメント1日分に含まれる鉄の量をランキング形式で表示するページに遷移するようにしたい。

「価格」では1日分の価格を知ることができると良い。商品の価格と内容量を見ただけで、コスパの良し悪しをぱっと判断するのは難しいからだ。

そして「サプリメントマニア○○による俺的ランキング」には、そのお店の方の独断で決めた総合ランキングを表示してほしい。
どういった理由でその順位になったのかを記載していただければ、どれを購入するかの参考になる。
誰かが推しているものは安心感がある。
推しているのがサプリメントマニアときたらもう買う以外の選択肢は私の中にはない。
プロテインコーナーには「筋トレマニア○○による…」、化粧品売り場には「コスメマニア○○による…」のようにシリーズ化していたら、その店の特徴が掴めておもしろいなと思う。

最後に「豆知識」には先ほど挙げた、摂取方法による差、鉄吸収率を向上させる食材などのの情報を記載してほしい。

スマホで検索して出てくるランキングとは異なり、そのお店にある商品のみのランキングなので消費者としては必要な情報のみを効率よくキャッチできる。それがこのサービスを活用するメリットだと思う。

ロボホンの存在も忘れてはならない。タブレットで堅い情報を表示する横で、ロボホンにはその画面を要約した内容や、「気になる商品をタップしてね」といった操作の補助について喋ってもらう。こうすることでタブレットを操作することがより容易になり、対象年齢が広がると予想する。

以上が自分のために自社サービスを使用する妄想となる。

今回はただひたすらに自分が欲しい機能を勝手気ままに述べたが、実際はもっと広い層のためになるサービスだ。
あなたが働く場ではどのように活用できるか是非妄想していただきたい。
そしてその実現のお手伝いを私たちにさせてほしい。

詳しくはこちらからご確認いただきたい。

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