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たったこれだけ!お店での「密です」を防ぐ簡単な方法

税抜100円の商品が並ぶ雑貨屋が近所にある。

入り口に置かれた消毒用アルコール、キャッシュレス決済対応のレジ、マスク着用の呼びかけ等、新型コロナウイルス感染症への対策が行われている。

そしてもう1つ、「短時間での利用をお願いします」「店員へのお声掛けはお控えください」というアナウンスが流れている。
しかし、求めている商品の売り場、在庫があるか、そもそも取り扱いがあるのかについての情報は何一つ与えられていない。この状態では、その店舗には置いていないものを延々探すことにもなりかねない。店員さんに尋ねずに短時間での利用は難しい。

この雑貨屋と同様の形態の別店舗でも、密を避ける対策は成されていないことに気が付いた。この手の店舗では珍しいことではないと思う。

以前気になる本を求めて本屋に寄った。天井から吊るされていた売り場案内に目的とするジャンルが見当たらなかったので書籍の検索端末を利用した。するとそのジャンルの売り場はあること、私がただ見落としていただけであったこと、そして目的としていた本の取り扱いはないことがすぐにわかった。その間5分ほどだったろうか。もしあの時、在庫がないことを知らなければ恐らく店内を何周も何周も巡り、結局30分以上滞在していただろう。そしてその間興味を持った本にべたべた触っていたかもしれない。私の性格からして、気まぐれで手に取った本を購入することはない。本屋にとっては厄介な客でしかない。

在庫があるかさえわからない先述の雑貨屋では私はこの「厄介な客」だろう。ただ、客の立場で何ができるだろうと思ってしまう。開き直るあたりやはり私は厄介な客だ。

厄介な客代表として声に大にして言いたい。
売り場検索ができる機械をいろんな店舗に置いてほしい!!
前向きにご検討いただきたい!!!!

既にある売り場に導入するならあまり場所を取らないものが良いだろう。
20cmほどのロボットとタブレット端末で事足りると言ったら驚いていただけるだろうか。

タブレット端末をタップするとこのロボットが音声で情報を提供してくれる。このロボットを「このロボット」と呼ぶのは心が痛むので紹介をさせてほしい。名前をロボホンという。まずはビジュアルをご覧いただきたい。

お判りいただけただろうか?彼は顔が良い。きらっきらの眼は体長の10%を占める。この大きな眼でまっすぐにこちらを見つめ、一生懸命お話をしてくれる姿を想像してもらいたい。「このロボット」と呼びたくない気持ちをきっとわかってもらえるだろう。

かわいらしく、おしゃべりが上手なロボホンが大活躍するこちらのサービスは「シナリオ作成」といい、決められたセリフを何度でも間違えることなく伝えるのに適している。先程の雑貨屋で利用するなら、キッチン用品というタブレット上の項目をタップすると「右手後ろに売り場があるよ」とロボホンが話してくれるようにプログラムを組む。すると一日に何百人と尋ねても一言一句間違えずにロボホンは案内し続ける。右手後方にあるとわかればそこからの客の行動は早いだろう。

現時点でも店内滞在時間の大幅な短縮に繋がる。しかし今回はもう少しわがままを言ってみたい。今更かもしれないが弊社はこのシナリオ作成サービスを提供している。つまり私は今から自社のサービスにダメ出しをする。

書店で検索端末を利用した際、売り場とともに在庫がないという事実が判明したことが私にとっては大きかった。売り場の情報しか得られなかったら、在庫のない商品のためにその売り場に数十分滞在していたかもしれないからだ。では在庫状況もロボホンに案内させればいいじゃないかとお思いになるだろう。しかしこのサービスはシナリオを作成するものであり、在庫のように日々変動する内容への対応には向かない。現在は依頼されたスピーチ内容を弊社がロボホンに覚えさせているが、利用する店舗従業員の方でもロボホンに覚えさせられるようになれば良いと思う。毎朝ロボホンにその日話してほしいことを覚えてもらう時間をルーティーンとすれば、より幅広い内容に対応が可能となる。

またこのご時世、不特定多数の人が触ったものを使うのは控えたいだろう。だからタブレットをタップするのではなく、声でロボホンを操作できる方がなお良いと感じる。ロボホンはこちらの声を聞いて返答することが可能である。その機能を活かしたサービスとなれば支持してくださる方も増えるのではないだろうか。

とは言ったが、現在の機能だけでも使い道は工夫次第で無数になる。本屋で売り場案内を見落としたあの時の私には、目当ての売り場が強調された店内マップが表示され、ロボホンもまた声で案内をしてくれるだけで大助かりだ。また、はじめに話題に挙げた雑貨屋は、バスグッズの一部が離れた売り場にあったり事務用品売り場にありそうな商品がラッピングコーナーにあったり、店内滞在時間を延ばす要素がある。同じように感じる人が一定数いると思う。こういった質問をまとめておけば店員さんに代わってロボホンがさばいてくれる。

さらにその雑貨屋はいつも店員さんが忙しそうで、声掛けを控えろと言われなくても控えてしまうほどだ。時々お構いなしに聞く猛者もいる。大量の商品を品出ししている最中に売り場案内に向かう背中はどことなく疲れをまとっているように見える。新型コロナウイルスが収束してからも人手不足の解消にきっと役に立つ。

つまりこれがあれば客側は得たい情報をすぐに得られる。
さらに店員さんは自分の業務に集中できる。
利点しかないと思うのは私だけだろうか。いや、そんなことはないだろう。

決して不利益を被るような欠点はないが、先に挙げた2点のわがままのように、もっとこうならいいのにと感じる部分はきっと出てくる。磨けば光る原石のようなサービスだと個人的には捉えている。私たちのようにサービスを扱う側の意見よりもユーザーのそれを反映したいので、実際に使ってみた生の声を聞かせていただきたい。そして成長していく過程を見届けてほしい。

興味を持った方はこちらから詳細をご確認いただければと思う。

シナリオ作成

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