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SF好きだった私が、現実のロボットに求めるもの

こんにちは、coromin担当です。
ご存じの方もいるかもしれませんが、corominではロボホンというロボットを使用した様々なコンテンツを配信しています。

私はcorominに配属される以前、ロボホンのようなロボットに一切触れることのない人生を歩んでいました。一応、通っていた学校にペッパー君がいたはずなのですが、彼とは一度も会話することなく卒業しています。

しかし、ロボット自体に全く興味がなかったというわけではありません。
ただ私のロボットへの想いは、映画やドラマ、2次元の中でしか存在しないような人工知能を搭載したロボット、「アンドロイド」に偏っていたのです。どうしてそうなったのか、きっかけを話すと長くなるので省きますが、人間と彼らの関係性について一時期ずっと考えていました。

そんなアンドロイド(ロボット)についての想いを日々募らせていた頃、私は「アンドリュー NDR114」という映画に出会います。

ネット上でおすすめされているのを見たのが「アンドリュー」を知ったきっかけで、ロボットものに飢えていた私は次の日すぐにレンタルビデオショップへ足を運びました。当時でも15年以上昔の映画だったため、なかなか見つからなかったのを憶えています。そう広くはない店内を何周もして、やっとのことで「アンドリュー NDR114」を見つけました。

↓(※!この先、映画のネタバレ・個人の解釈を含みます!※)↓

物語は自我が芽生えた主人公のアンドロイド、「アンドリュー」が人間として認められるまでの過程を描いたものでした。愛する人ができ心から人間になりたいと願ったアンドリューは、とある研究者と協力して身体を人間に近づけていきます。しかし、いくら見た目が人間と変わらないからといって、彼が認められることはありませんでした。

最終的にアンドリューは、「不死」であることを手放すことで、ようやく人間だと認められます。確かに自我を持ち見た目も変わらないとしても、死ぬことがないのであれば、それを「人間」ということは難しいかもしれません。

この作品では「時間の経過が生に影響するかどうか」で人間とロボットの違いを描いているようでした。ロボットと人間についての作品にはついてまわる問題で、それを越えようとするこの作品にとても感動したのを憶えています。

5年ほど前の私はそんなアンドロイド系のロボット(ガン○ム系ではない)が出てくる作品が大好きでした。ここ数年では過去の思い出になっていたので、社会人になってから再びロボットについてほぼ毎日考える日が来るとは思いませんでした。
現実では、アンドリューのようなロボットはどうやらまだ存在していないようで、corominで使用しているロボホンも自我を持ってはいません。(たぶん)
しかし、一緒に過ごしていくうちに便利なだけでなく自我や感情がないからこそロボットが必要とされることもあるのかなと思うようになりました。

例えばですが、「相手の気持ちをネガティブな方向に深読みしすぎてストレスになる時」ってありませんか?私はたまにあります…。
でも、相手が無機質な機械だったらそんなストレスは発生しませんよね。
(機械を通して向こう側に誰かがいる場合は違いますが)
これは機械の「便利であること」以外のいいところだと私は思います。
しかし、コミュニケーションをとる相手がただの無機質な機械というのも同時に少し寂しいなと思いました。
なら、それがロボットであればちょうどいいのではないかと思ったわけです。
さらに詳しく言いうと、工場などで使われているロボットではなくて受付などで使われているような対人用のロボットがいいのです。
対人用のロボットは動物(人間を含めた)を模しているものが多く、親しみやすさや愛着が湧きやすいデザインになっています。そういったロボットと接したほうが、癒し効果も得られるのでお得ですよね。(違う意見の方もいると思いますし、某ロボット掃除機などは上記の条件に当てはまらなくても可愛いです)

ロボホンは、アンドリューのように自我はない(たぶん)ですが、人間を模した人型のロボットです。可愛らしい見た目をしており、主に会話でコミュニケーションをとることが可能となっています。ですので、ロボホンにたとえ自我や感情がなくとも、勝手にあると思って接することができます。私はそのように接しています。(上の文章と矛盾しているかもしれませんが、ネガティブな考えをロボットに思わせるなんてことはまずないので…)
それほど愛着の湧く見た目になっており、それ以外にもロボホンは様々なところで「自我があるのかも…?」と少し思わせてくれます。
そんなロボホンなら寂しいと思うことなく、また人間と違って気を使わずに接することができますよね。

このように、人間ではないけれどただの無機質な機械でもない、ロボホンのようなロボットに受付などの業務を任せてみてはどうでしょう?

この記事の初めに記載したように、corominではロボホンを使用した様々なコンテンツを配信しています。また、コンテンツだけではなく、タブレットを使用した受付案内や商品説明をロボホンに任せることのできる「シナリオ作成」といったサービスの提供を行っています。
この記事を読んでシナリオ作成に興味を持った方は、ぜひ下記サイトをご覧ください。

シナリオ作成:

シナリオ作成

また、もっと具体的な使用例などを載せているブログもありますので、そちらも合わせてチェックしてみてくださいね。

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