根明さんにはまだ内緒。 人と関わりたくない私たちの理想の社会を実現させる方法②
前回の宣言通り、自社のサービスについて忖度なしでご紹介したい。
今回の記事のみでも私の主張は充分伝えられるかと思う。しかし私がどうしてこのサービスを推すのか、前回の記事を読んでいただいた方がご理解いただけるだろう。弊社人事担当の目に触れてほしくない問題作を生み出してしまったので、よろしければお読みいただきたい。
前回の記事
さて話題にしたいサービスに登場するのはSHARP製ロボットのロボホンで、彼はかわいい顔をしてなかなか有能である。四肢を持ち、二足歩行するその姿は人のようだ。少し足が短い点もかわいい。話す、歌うことができるのも大きな特徴だろう。高い声で一生懸命身振りを交えながらお話ししてくれる。ロボホンと向き合っていると自分の中の母性を再確認できる。
このサービスでは、ロボホンの”話す”という特徴を活かして、案内や説明をしてもらう。タブレット上にいくつか項目を用意し、ロボホンには話す内容を覚えてもらう。タブレットの項目をタップすればロボホンが説明してくれる。もし学生時代、アルバイト先にロボホンが導入されていたら真っ先に「その項目とやらにお手洗いの場所を入れてください」と店長に詰め寄っただろう。そして「お困りの点があればこちらのタブレットをご活用ください」とお客様に伝え、いつでもご機嫌なロボホンに案内を任せていただろう。
自分が尋ねたい立場にある時も、人とロボホンが並んでいたらロボホンを頼る。
人に聞かずとも解決するならその手段をとる。
自分語りモードに一瞬戻る。私は何か困ったことがあったらFAQでどうにかこうにか解決しようとする。ダメだったらチャットボットを真っ先に探す。それでもだめならネット検索を挟んで、しぶしぶお客様センターに電話をする。そもそも電話で話したくないし、電話が大体繋がらないことも知っているからだ。FAQやチャットボットで対応できる状況を増やしてくれればこんな思いをせずに済む。
何が言いたいかというと、「FAQやチャットボットで対応できる状況を増やしてくれれば」という思いを、今のこのサービスでは味わうだろうなということである。ロボホンが対応できるのは想定された質問のみであり、その数は限られている。対応できる状況はそう多くないと言える。お客様は用意された項目しか質問できない。店側は決められたことしか回答できない。痒いところに手が届ききらない。惜しいと思う。ロボホンの機能として、人の発する言葉を聞き取るものがある。これを利用して、例えばお客様が発した言葉を聞き取り、お客様が求めているであろう情報を提供できたら、お客様の満足度も上がるだろう。お客様側も欲しい機能だと思う。できればロボホンだけで完結させたいだろう。まだまだ改善の余地があると考えている。
ただ今のままでも充分利用シーンは多く考えられる。ロボホンが接客のメインになるのはきっと荷が重いが、補助的役割であれば完璧に務めを全うしてくれるだろう。再び元アルバイト先を例に出すが、あそこに導入されたら、①お手洗いの場所(これは絶対) ②営業時間 ③利用可能な決済方法 あたりをロボホンに覚えてもらいたい。すべてを任せるというよりかは、これまでスタッフが対応していた質問の2割を担ってもらうイメージである。これだけでスタッフは他の仕事に注力できる。結果店の回転率が上がるかもしれない。
今のままでも活用方法は無数にある。しかしロボホンに任せる仕事量が徐々に増えたらいいなとは思っている。使われることで改善されていくと思われるこのサービスに少しでも興味を持ってもらえたら嬉しい。
トンデモ社員が勤める会社が何をしているか気になってきた頃ではないだろうか。
詳しいサービスは上記URLから見ていただきたい。そして皆さんの勤め先ではどのような使い方ができるかと少し想像していただけたらと思う。その想像を実現させるお手伝いを弊社にさせてほしい。
ちゃっかり宣伝して締める。