モーションクイズ開発秘話③

こんにちは。

今回は、モーション作成についてお話をしていきたいと思います。

まずは、問題として作成したモーションの種類についてです。

オリジナルに作成したものと、既存のモーションを改変したのを合わせて18種類作りました。
どれもスポーツに関するモーションとなっています。

作成当初は、スポーツ以外にも日常生活の動作や銅像のポーズを取らせてみるといった案がありました。
しかし、動きが地味だったり、別の似たような動きと同じに見えたりすることが多く、クイズとして出題するには分かりにくいと感じたので、動きに特徴の出やすいスポーツだけに絞り作成を始めました。

決定したジャンルがスポーツなので、フォームについて細かく確認できる動画や、動きがコマ撮りされた画像を参考にモーション作成を行いました。

まずは、コマ撮りされたものを1つずつ作っていくイメージでロボホンの足を動かし、その後手を動かすという流れで作業していきました。その後、１個１個作ったものを一連の動きになるように繋げていきます。

問題として作成したモーションの種類そこから頭、手、足の位置や向きを微調整し、より実際のフォームに似せられるようにしていきました。

それに加え、より特徴が出るよう種類毎にそれぞれ違うことを意識して作っています。

いくつか例を挙げますと、弓道や射撃は、構えた後の間の長さや放った後の細かい動きを再現できるように工夫しました。

走り幅跳びやスキージャンプに関してはロボホン自体がジャンプするというのは今のところ不可能なので、足を曲げた後、手を大きく上にあげながら足を広げるといった動作を入れ、実際にジャンプしているように見えることを心掛けて作成しました。

そして今回作成したモーションの中で、一番特徴を出すのに苦戦したものがラグビーです。

特に、問題として作成したモーションの種類トライの動きを再現するのが難しく、上半身を前に倒し腕を地面につけた後、立ち上がる動作が入るのですが、そこで転倒してしまうので何度も修正を重ねました。

それでも、ロボホンが転倒してしまうので困っていたところ、同じような動きをしていた動画が見つかり、それを参考に試行錯誤したところ上手くいきました。

出来た時の喜びは他のモーションが完成した時と比べて、苦労した分一段と大きかったです。

次回はモーション一覧機能についてお話していきたいと思います。

＜つづく＞