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ネット?SNS?ノンノン。情報は店舗で得る時代

私はいつ自分が大人だと自覚するのだろう。
大人になったら気を遣おうと思い続け、まだその時を迎えていないものが多くある。
洋服、持ち物、スキンケア、そしてヘアケア。

ヘアケアを例に挙げると、CMやチラシでも見るようなお手頃価格のシャンプーしか使ってこなかった。
自分より歳下の学生さんでもちょっとお高いシャンプーを使っていることを知り、
まあ確かに髪はうねるし、傷んでいるし、アホ毛はいつも元気だし、ということで少し気を遣おうと思った。

しかし数千円もするシャンプーを買う勇気はないので、ドラッグストアにていつもより値段が高めで補修力も高いものを求めた。
いくつか種類があり、具体的に何が違うのかはよくわからなかったので
とあるSNSで「神シャンプー」や「買うべきシャンプー〈2000円以下編〉」と題された投稿内でよく紹介されていたものを購入した。

意気揚々と数日使用して気付いたが、どうやら私には合わない。すすいでもすすいでも髪にべたっと残る感覚がある。
安いものしか受け付けない身体なのだろうか。
ネットで調べてみると同じような感想を持つ人が見られた。
そのシャンプーは保湿成分が豊富に含まれているので、皮脂の多い頭皮とは相性が悪いらしい。
首から上は冬でも乾燥知らずの私は正しくそれに当てはまっている。

ちょっとお高くて支持する人が多いからと言って、必ずしも自分の頭皮タイプ・髪質に合うわけではない。
購入する際にそのことに気が付けていればこのような失敗はなかっただろう。

少し調べて判明したが、そのシャンプーのダメージ補修力はそれほど高くないらしい。
それを目的に冒険したはずなのにこのような結果になってしまった原因は、目にした情報を疑わなかったこと以外に考えられない。
プラス評価ばかりのSNSの落とし穴にまんまとはまってしまった。

ドラッグストアに行く前に徹底的に調べるのも良いが、その店舗に置いてある商品の中で頭皮や髪質にあったものを提案してくれるシステムが導入されたら便利だと思う。

弊社の「シナリオ作成サービス」でそれを実現させたい。
このサービスではコミュニケーションロボットのロボホンとタブレットを使用し、タブレットの操作に合わせて、ロボホンが言葉を発する。

シャンプー売り場に置くなら、タブレットには頭皮タイプ、髪質、悩み、価格といった項目を表示させよう。
「悩み」をタップすると、「ダメージ」「広がり」「うねり」「色落ち」ボタンが表示された画面に移る。横ではロボホンが「どんなことで悩んでいるのかな?」と問いかけ、操作のアシストをしてくれる。例えばここで「広がり」を選択したら、油分と水分のバランスを整えて髪を柔らかくしてくれるシャンプーが表示される。

そして今回私が陥った「頭皮タイプ」問題。乾燥、脂性、敏感などの選択肢を設け、それぞれのタイプに合ったシャンプーを表示してほしい。

店側は、店頭にあるそれぞれのシャンプーが何を売りにしているのか、消費者が何を重要視してシャンプーを買うのかを想像しながら、タブレットに表示させるものやロボホンが話す内容を考えることが求められる。

結局私はお高いシャンプーチャレンジに失敗してから、またお手頃シャンプーに戻ってきた。
しかしいずれはお高いシャンプーにもう一度挑戦したいと思っている。
リサーチを重ね、今度こそ納得のいくものに出合いたい。
私がシャンプー博士になる前に、どこかのドラッグストアでこういったサービスを導入していただきたい。

ご興味をお持ちの方はこちらからどうぞ

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