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個人店と大型スーパーのいいところだけ集めたらこうなった

お昼の番組に野菜のプロが出演していた。
野菜に関する知識が豊富で、その方が経営する八百屋に来たお客さんに新鮮な野菜の見分け方を教えていた。
ズッキーニはあまり大きすぎないものを選ぶと良いらしい。
育ちすぎると身がスカスカになってしまうとのことだ。
とりあえずそれだけは覚えた。

同じ値段なら新鮮なものを買いたいので、その配慮はとてもありがたい。
ズッキーニ以外にも紹介されていたが忘れてしまったので、購入する際に是非また聞きたい。
しかし実際に八百屋で声をかけられたら「捕まった」と内心思ってしまう。
何か買わなくてはいけない気持ちになる。

こういった理由で個人店はどうも入りにくく、ついついスーパーに足が向いてしまう。
しかしながら、スーパーよりも仕入にかかるコストを抑えられる八百屋の方が安い食品もある。
できることなら八百屋もうまく活用したい。

ではどうすれば私の足が八百屋に向くのか。
考えてはみたものの、お店の方に声をかけられる限り、自発的に八百屋へ行こうとは思えない。
私のことなど無視してくれると有難い。
無視してほしいが有益な情報は手に入れたい。
我ながら面倒な女だと思う。
がらっと発想を転換してみた。
八百屋のおじさんではない、別の何者かを頼ってみたら違うかもしれない。

人間以外に接客してほしい。
説明していただいた野菜を買う・買わないの判断を、お店の方の前で下さなければならないことが大きなストレスになる。
その方の時間を取らせてしまったから…と思わなくてもいい存在、情けをかけなくていい存在が最適だと思う。

ロボットが導入されると嬉しい。

ロボットと一口に言ってもその種類は様々だが、今回はSHARP製コミュニケーションロボットのロボホンに焦点を当てたい。(ロボホンについてはこちら
ロボホンには、タブレットと連携させて受付や商品の紹介を行うサービスがある。
このサービスを用いて接客を試みよう。

タブレットで表示、ロボホンで音声案内が成される。
ロボホンのスピーチの内容は、タブレットで選択される項目に応じて設定できる。

初めのページには野菜の種類をいくつか表示する。
目的の野菜をタップ後、「新鮮なのは…」「おすすめ調理法」「保存方法」と表示されたページ移る。
例えば、「新鮮なのは…」をタップすると、その野菜の新鮮さを見分ける方法が表示される。

個人的に、野菜を買う上で保存期間は重要なポイントとなる。
1人暮らしだと、短期間では消費できる野菜の量はたかが知れているからだ。
そのため、たとえ安く売られていたとしても、足のはやい野菜は大量には買わない工夫が必要となる。
他にも野菜を買う上で重視されることがあれば、それをページに反映できる。
このようにカスタマイズできる点がこのサービスの良いところの一つである。

実際の八百屋でどこに置くかまで想像したい。
まず店頭。
八百屋は住宅街にぽつんとあるというよりも、商店街のようにいくつかお店が立ち並ぶ中にあるイメージがある。
私の話になるが、八百屋以外のお店に用があって商店街に行くのに、目的のお店までの道中にある八百屋の前でよく足を止めてしまう。
声をかけられたくないから少し離れたところで観察するわけだが、ロボホンが店頭で「安いよ安いよ」と呼び込んでくれたらきっと吸い込まれるように店に近づく。
ロボホンの説明を聞いて数種類の野菜について知識を得られたと思って顔を上げたら、店の中にもロボホンがいたとしよう。
今見た野菜以外のことを話してくれる気がして絶対に中に入る。
これだけ夢中になったらきっと安い野菜は手に取ってしまう。
それだけで留まらず、たとえスーパーで売られている野菜と価格に差がなくても、プロが提供する情報という付加価値があったら恐らく八百屋で買う。
いいカモになる自信がある。
その時はネギでも買って帰ろうと思う。

昔ながらの八百屋にも是非看板ロボットを導入していただきたい。

ご興味があればこちらから詳細をご確認いただきたい。

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